図書館通いで年間250冊以上【文学作品への階段を登れそうなマストハブ絵本3冊】

子供達が年少の頃よりZ会を受講していますが、Z会から毎月送られてくる「ぺあぜっと i」という親向けの冊子に、今現在の子供の年齢に合う、それぞれの季節感などの観点も含めた、旬な絵本の紹介が毎月10冊ほど掲載されています。

全て購入して読むのは無理なので、子供2人分、合わせて20冊を毎月図書館で借りています。

他にも個人的に気になった絵本を借りたり買ったりしているものも含めると250冊以上は読んでいると思いますが、今年読んだ中で最良だと思った絵本を記録してみたいと思います。

選ぶ観点としては、その本を経由することで今後繋がりそうな本(分かりにくい。笑)

いつか歴史だったり、伝記ものだったり、特に国内外問わず「読み継がれる文学作品」の良さを知ってもらえたらという密かな思いがあり(親の勝手な願望です)「ガリヴァー旅行記」や「蜘蛛の糸」など子供向けにアレンジされたものを絵本で読むことは可能ですが、いつか文庫本で普通に読めたらさらに深みが増して面白いだろうな〜なんて思っています。

この本を経由したらいつかはここに辿り着きそうという視点で独断と偏見で(!)選んでみました。

ではまず、良かった絵本その1

メアリー・スミス

メアリー・スミス

Z会「ぺあぜっと i」で知った絵本。

産業革命時のイギリスに実在した人物、メアリー・スミスという目覚まし屋の女性のお話。

目覚まし時計がまだ一般的ではなかった時代「ノッカーアップ」という定時刻に部屋の窓を長い棒などでノックして、寝ている人を起こすというかつてイギリスにあった目覚まし屋と言われる職業。

実在した人物のお話を絵本で読む機会はあまりなく、ましてやこのような職業があったなんて知りませんでした。

本当にあったお話は、リアリティがあり、子供達も興味津々。メアリーさんの実物の写真も掲載されています。

これをきっかけに、ヘレン・ケラーなどにも興味を示したので、伝記ものへの入り口になりそうだなと感じた絵本です。

良かった絵本その2 ながいながい骨の旅

ながいながい骨の旅

もともと骨好きな長男の5歳の誕生日にプレゼントした絵本ですが、とても良かったです。

生命の歴史を追うとともに、身近な自分の誕生について子供目線で分かりやすく知ることが出来ます。

あらゆるものには起源があり、成り立ちがあり、今に続いている。掘り下げて学ぶ楽しさや、様々な歴史への興味・関心を促せそうな1冊です。

良かった絵本その3 エルマーのぼうけん

エルマーのぼうけん (世界傑作童話シリーズ)

言わずと知れた名作ですが、少年とりゅうとの冒険と友情物語。少し長いお話なので、数日に分けて夜の読み聞かせに読みました。挿し絵が少しずつ載っていて、活字メイン。自分の頭の中でストーリーを膨らませていくというのも、子供たちは新鮮だったのではないかと思います。

これを皮切りにいつか、「はてしない物語」(ミヒャエル・エンデ)から「魔の山」(トーマス・マン)に続いて行ってくれたら、なんて密かに思ってしまいますが、単に自分が好きな本だから「あのシーン最高だよね!どう思った?」とか語り合いたいというのもある。(オタクか。笑)

はてしない物語 (エンデの傑作ファンタジー)
魔の山(上) (新潮文庫)

どの本も1人の少年が様々な出来事に直面し、成長を遂げていくというストーリーがベースになっていて、根底にあるテーマが人生にとって大切なものだったり、生きるとはどんなことなのかといった問いをバスチアン少年やハンス少年を通して疑似体験する物語になっています。

本は強制されて読むものではありませんし、結局のところ、どんな本でも自分の内面を豊かにしてくれるのであればそれに越したことはありません。

あまり、お節介な母親と思われない程度に(いや、もう十分なっとる)読める時期がきたらサラッとおすすめできたら良いです。笑

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