まだ結婚する前、20代の時のことですが、
周りの影響に左右されやすい自分の性格について
悩んでいたことがありました。
相手に強く主張されたり、比較対象にされると
そういうモードにさせられるというか、
気にしないようにしていても
比較されると意識してしまい、意識している自分に疲れるという。
なるべく波風立てず平和でいたいタイプの私は
何も言えず、一方的に溜め込んで悶々としてしまうことが何度かありました。
仲の良い歳上の友人に相談したところ
こんな言葉が返ってきました。
「私ね、いつも心の何処かに自分は自分っていう気持ちがあるのよね。
人に何言われてもぶれない部分はある?
あなたは自分について、譲れない部分はある?
そこだけは大切にして欲しいな。
それを自覚できたら、自分にも、人にも余裕ができると思うよ。」
当時は自分にも周りにも余裕がなく、
自分の欠点ばかりに目が行き落ち込むことが多くありました。
「自分について譲れない部分」というものがなんなのか
私はその言葉を聞いても
当時はピンとこなかったのですが
今なら他人からの評価を気にしないで
自分軸でいられること
それには自分の気持ちを満たすことが大切なんだとわかります。
何かをしていて楽しいとか、
何か目標があって、それに一歩一歩近づいているという感覚があると
気持ちは徐々に満たされていくものだと感じます。
独身時代の自分は
他者からの評価や
他者の価値観に振り回されたりして
自分の物差しで幸せをはかるということが
できていなかったのだと思います。
現在はようやく育児生活にも慣れ、
手の抜き方や、隙間時間の見つけ方が分かりはじめ
自分の時間で何かやってみようと思い、
昨年から始めたフランス語は
「ひとまず5級に合格する」を目標に
隙間時間を活用し、なんとか目標を達成することが出来ました。
お菓子作りは、趣味の延長線上のようなものですが、
スポンジケーキを何度も焼いているうちに
少しずつ理想的な仕上がりに近づくようになり
“どうせ、やっても出来ないし…”という気持ちから
“やればうまくできる”という気持ちに脱却できたことで
お菓子作りに対して前向きな気持ちが生まれるようになりました。
正直、側から見たらどうでも良いし、
それほど大したことではありません(笑)
しかし自分の中で、これができた!という
小さくても自信のようなものが生まれると
それを自分の中で大切にできるし
自分自身に変化を感じられると気持ちにも余裕がでてきます。
ハードルが高いものではなく
1日1ページ本を読むとか
短い日記をつけるとか、何か
自分の好きなことやできそうなものから
少しずつ楽しめそうなことをはじめていくと
習慣が変わってきて、気持ちも変わって
気づいたら出来ることも増えてきて
結果、側から見たら
つまらないことをしているように見えても
自分はそれで満ち足りているのだから、それでいいやと
良い意味で周りが気にならなくなります。
大切なのは、少しずつでも
自分が前進していると実感できること。
そのためには、何事も継続することが重要なのかなと思います。
これをやっていて楽しい!とか
この目標にちょっとずつ近づいている!という実感があると
自然と自分軸でいられ、他者と比較することなく、
現在は、マイペースに自分の人生を楽しめるようになりました。
図書館で借りた子ども向けのフランス語の絵本。
少しずつ訳せるようになっていくのが嬉しいです^^
コメント