先日、夫と長男の保育参観に行ってきました。
この日は、普段の保育の様子を見る他、1人ずつ「自分の大切なもの」について発表するという内容でした。
何を言うのかな?と思っていたら、「大切なものは家族です。」と答えていた息子。
周りの発表に合わせるという風でもなかったので、息子なりに自分の考えを言ってくれたのだなと思うと、6年間生きてきて、家族の存在を大切に思ってくれている気持ちが嬉しく、卒園マジックも加わり(笑)ちょっと感慨深い気持ちになりました。
子供の1年1年の成長は目まぐるしいですね。
6年前はまだ、赤ちゃんだったのになぁ。
1歳のお誕生日。なかなか髪が生えなくて心配していた頃。笑。
最近は「Lunaさん、ちょっと頼んだよ」なんて調子に乗って言ってきたりしますが^^;
生まれてすぐに黄疸が酷く、低血糖でしばらくGCUの保育器に入っていた時のことを振り返ると、ここまで元気に育ってくれて(怪我は沢山したけど。笑)健康であることのかけがえのなさを実感します。
これからも、ハラハラすることや、大変なこともあると思うけれど、本人の気持ちを大切に、自分らしく生きていけるようにフォローしてあげられたらなと思います。
久しぶりに、節目のタイミングで育児本を取り出してみました。
これまで、育児本もあれこれと読んだけれど、やっぱり子供一人一人皆違うし、持って生まれた気質を伸ばせるように、結局は親が自分で考えて接していくしかないんだな〜と色々読んで思う今。
数ある育児書の中で、この本だけはずっと持っていたいなと思った本。
児童精神科医の佐々木正美先生の書かれた「子どもへのまなざし」です。
子どもへのまなざし (福音館の単行本)乳幼児期とは言わば、建物でいう基礎工事の部分。人格形成の土台であり、その後の小学校〜大学などは後から作っていく建築部分。
大学などは何歳からでも入り直すことができるが、30歳になってもう一度、保育園や幼稚園に入ることは絶対に出来ない。
幼児期に体験できなかったことを大人になってから取り戻すのは難しい。
後から作られていくものほど、やり直すことは出来るが、土台だけはやり直しがきかない。
人の目にとまるのは、後からやったところで、基礎工事なんてものは、建物が立ってしまえば、見えなくなってしまう。
しかし、何か事があったとき、どれほど基礎工事が命運を左右するかは言うまでもない・・・のようなプロローグが印象的で、ずっと心に残っています。
もう長男は「幼児期」を脱してしまうけれど、そして、私は母親として良い教育や環境を施せたわけではないけれど、自分への戒めのために、これからも心に刻んでおこうと思います。
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