文教地区に住もうと思い住み始めたわけではありませんが、
夫の職場へのアクセスや周辺環境(自然豊か・子育てしやすそうな環境)から今の土地に住んで早4年が経ちました。
いかがわしいお店もありませんし、治安は良いと感じる一方、文教地区と言われても、我が家はお受験もしませんし、ごくありふれた平凡な暮らしをしています。
“ママ友”と呼べるような人はあまりいない私ですが、幼稚園のママたちとも、ちょうど良い距離感でお付き合いできていることもあり、皆わりと人との接し方が控えめである為か、ストレスに感じる人間関係は今のところありません。
名門小学校や、都立進学校、国立大学も周辺に点在しており、一部ではお受験モードな側面のある街ですが、我が家は我が家という自分の家庭のペースを大事にできる安心材料の一つになっているのは、比較的安定した教育環境があります。
皆が皆、勉強熱心なわけではないと思いますが、勉強に対して明るい志を持ったお友だちと出会いやすいという点は、教育熱心なご家庭が集まる地域ならではの恩恵かもしれません。
長男も来年小学校に入学しますが、こればかりは、入学してみないとなんとも言えませんが、私立・公立限らず人間関係の歪みはどんな環境に身を置こうが必ずついて回るものですし、それを回避するのは無理だと思います。
しかし、もし学校が嫌になったとしても、この地域ならば、他のかたちで学びの居場所を作ってあげれるのではなんて思ったりもします。
自然も多くゆったりした雰囲気の中にも、アカデミックな環境が融合されていて、都会にありがちなセカセカ忙しい感じがあまりしないというのは気持ち的にもかなり楽です。
学習塾をはじめ、多様な習い事等の施設も整っており、子どものサポートもしやすいのではなんて感じています。
教育環境が整っているからといって、優秀になるわけではないし、自分の周りの優秀だなぁと思う人ってどちらかと言うと不便さがある中でも、環境に甘んじることなく自分で人生を切り拓いてきた人が大半です。
むしろこれからこの地域特有の教育へのポテンシャルの高さに辛くなってしまうことだってあるかもしれない。
結局、何を志し生きるかは自分次第だし、根本は本人の頑張り次第だと思っています。
私自身は、生まれ故郷は何をするにも不便な僻地のような場所で育ったので(でも住めば都で、自分の故郷は大好きだし落ち着く)、街も整備され、教育環境が整っているこの街で子育てしながらこれからも住み続けたいと思う反面、子供たちには、綺麗なレールを敷くのではく、何でもかんでも与えすぎず、もがく経験も必要なのではないかと思うことがあります。
欲しいもの、やりたい事を自分で掴み取る貪欲さ、ハングリー精神のようなものを忘れずに育んでいけたらなと思います。
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