お菓子作りはある意味、科学と美術の融合だと思います。
スポンジ生地に含まれた空気に熱が加わると拡張して膨らむのは科学的ですし、生クリームや、フルーツなどをデコレーションしたりするのは美術的な作業です。
飴細工やシュガークラフトなんてまさにそうですが「お菓子はむしろ芸術と捉えている」と言っていた人がいましたが、なんだか分かる気がします。
多くの料理は途中で味見ができるし、調整も出来るけれど、お菓子の場合はほぼそれが不可能なため、正確な計量が必要です。
温度や、混ぜ方一つで、生地の膨らみや、食感なども変わってくる繊細な食べものだなと思います。
お菓子作りが好きで製菓衛生師の資格を取りましたが、お菓子作りをすると、いつも何かしら失敗してしまいますし、上達への道のりは程遠いな〜と思いながら、それでも懲りずにまたお菓子を作ります(笑)
そんな時強い味方になってくれるのがこちらの「科学でわかるお菓子のなぜ?」
科学でわかるお菓子の「なぜ?」―基本の生地と材料のQ&A231「なぜ、こうなるのか?」に科学的根拠を交えながら丁寧に解説してくれます。
レシピ本などを見ながら作っていても、「なぜ、そうするのか?」まで書いてあるものってあまりないように思います。
初めて作る人には、生地の状態やタイミングを見計らうのが難しいと感じる場面が、お菓子作りでは多々登場するのではないでしょうか。(よくある、「白っぽくリボン状になるまで混ぜる」とか)
しかし、そのちょっとの見極めが、味や食感を左右することもあるので根拠を知り作ることは大切ですね。
腕を磨いていつかオーダーメイドスイーツをと(笑)「グレーテルのかまど」(Eテレ)に密かに憧れていますが、まずは色んなプティフールを手際よく作れるようになりたいです。
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