リセッション・シックな暮らし【限られた予算の中で追求する質素な上品さ】

私は、家族とともに過ごすライフスタイルに変化してから

お金の使い方、時間の使い方、

未来の生き方、ものの「役割」と「価値」のようなものを

それまで以上に考えるようになりました。

物欲を整理し、価値観を見直して、

自分軸から家庭軸にチェンジし

できる限り家族が心地よく過ごせる選択をしていこうと思いました。

こどもたちには色んな体験をさせてあげたいですし

学ぶことに関しては出来るだけ投資してあげたい。

そう考えると、自分のことは極力最低限のことだけで良いか…

という結論になりました。

けれど、最低限の中にも自分の未来の生き方を見据えたり息抜きの仕方もあった方が良い。

それをどうやって見出していくか?と考えていました。

ファッションの仕事をしていた頃

ちょうど、リーマンショックに見舞われた時期がありました。

その頃

Recession chic=

『限られた予算の中で追求する質素な上品さ』

という一部で新しいファッションスタイルのようなものが誕生していました。

リーマンショック以降の世界的不況下の中でも

ファッションへの関心が高く、倹約してでも、

自分なりのファッションスタイルを楽しもうとする人たちによる

新しい美の基準です。

ブランドものを身にまとうハイファッション的なスタイルではなく、

限られたものの中でエレガントに装うスタイルを

“リセッション・シック”と呼びました。

日常生活も、自分が満足いく範囲で

上手な工夫をライフスタイルに取り込み

慎ましくともシックに居心地良く過ごすことは可能だと思います。

倹約はある程度手間がかかるし、知恵がいりますが、

堅実な出費の仕方ができますし

本当に必要なものを見極めることで

周りと比較しない、自分らしい生き方にも繋がっていくと思います。

私の場合、いつか製菓衛生師の資格を活かして何かやってみたい(その何かはまだ未定ですが)、いつかフランス語を話せるようになりたいなど、

自分の未来に投資できそうなことには、許容範囲でやりくりしているつもりです。

お気に入りのものを大切にしたり、

自分の好きなことに没頭している時間があると

より豊かな時間の使い方や賢い投資ができるのではと思います。

日常生活を振り返ると

改善できる生活習慣、節約できること

過ごしたい時間の作り方など

色々と見直せてきます。

その中で取捨選択をし

生活のリズムを整えると

気持ちもすっきりしてくる気がします。

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